ゼニカルの怖い副作用?

ゼニカルというダイエットに効果があるお薬があります。しかしこの薬、実は心配な副作用があるという情報がネットには溢れています。実際に、ゼニカルにはどのような副作用があるのでしょうか、見ていきましょう。

ゼニカルの副作用で怯える女性

ゼニカルの副作用は本来軽いもの

ゼニカルは、安全性の高い肥満治療薬としてアメリカの食品医薬品局の認可を受けている医薬品であり、従来の肥満治療薬に比べ副作用の頻度や重篤な副作用が少ないとされています。ゼニカルの主成分オルリスタットは、血漿タンパク結合率99%以上と細胞膜を透過し細胞に拡散する事無く1時間~2時間で血中濃度半減期を迎え、3日~5日で服用したゼニカルの薬剤成分の98%以上が尿や便として排出される為主要な臓器に蓄積される事が無く、稀に肝機能障害や膵炎、胆石症などの重篤な副作用を発症するケースもありますが、便意のコントロールや脂溶性ビタミンの排出など軽い副作用がほとんどです。ゼニカルの作用機序としては、摂取された脂肪酸エステルであるトリグリセリドのエステル結合を加水分解して脂肪酸とモノグリセリドに遊離する酵素トリアシルグリセリドリパーゼのセリン残基と共有結合する事で、トリアシルグリセリドリパーゼを不活性化し摂取したトリグリセリドを未消化かつ未吸収のまま主に便として排出します。結果として、摂取カロリーを約30%軽減しダイエット効果を示しますが、トリグリセリドをそのまま排出するので排便が油状となり、便意のコントロールがし難くなる副作用があります。その為、ゼニカル服用時には大人用のおしめや女性用のナプキンなどの装着が必要となります。又、トリグリセリドがそのまま排出される為に、脂に溶けるビタミンAやD、E、Kなどの脂溶性ビタミンも一緖に排出される副作用があり、夜盲症や皮膚障害、低リン酸血症などの欠乏症に起因する疾患を発症するリスクがあります。その為、ゼニカルの長期服用時には、ゼニカル服用後から2時間後を目安にマルチビタミンなどのサプリメントの摂取が必要です。